板金屋根工事

板金屋根には金属の種類やおり方など様々ありますが、最近はアルミ55%含有のガルバリウム鋼板が主流となっています。工法としては、横葺きのAT葺きが最も安値であり、当社では主流となっています。軽いので、地震対策には適していますが、定期的な塗装や、防音対策が必要です。環境にもよりますが、10年程度を目安として塗装することでお家の寿命を長くし、ランニングコストの削減にもなります。

10~20年が耐用年数でしょう。

塗り替えでメンテナンスが及ばなくなったら葺き替え時。塗装がはげてサビが出てくると、さびの広がりは非常に早い危険信号です。建て替え、葺き替えの予定がない場合は、早めのメンテナンスをすることで維持費を抑えましょう。昨今では地震対策で屋根を軽量化したいという声もよく聞きます。雨音がうるさい場合の補修依頼も可能です。

工法

工法名 工法 施工例
横葺
・板厚
(0.35~0.6mm)
【AT葺き】
もっとも一般的でお値段も最も安価な工法です。
右記写真もAT葺きの施工です。重厚感がありつつも、すっきりとした印象です。
【段葺き】
AT葺きに似ていますが、段の部分がATより深いため高級感がでます。価格もATより高くなります。
施工例
縦葺
・板厚
(0.45~5mm)
最近ではモダンな建物にも多くみられます。 施工例

板金屋根の種類

商品名 特性
メトロタイル
メトロシェイク
当社で最近人気の商品です。(㎡/6000円~)
1㎡当たりの重さがわずか6.3kgということで屋根の軽量化にも効果的な商品です。
高いデザイン性と高い対候性を持った商品で53m/sのハリケーンにも耐えることができる工法を実現させています。よく見ると小さな石が散りばめられています。
基材はジンカリウム鋼板で、天然ストーンチップにアクリルコーテイングで仕上げることによって、基材だけでなく表面にも高い耐凍結性を発揮し、表面のコーティングは凍結融解にも優れています。耐候性に対する保証として、製品には30年の材料品質保証と表面石粒コーティングに10年の美観保証を付けています。
コロニアル屋根 板金もそうですが当社ではコロニアルにも右写真の喚起棟を推奨しています。
建物も呼吸をするといわれていますが、コロニアルや、板金の場合は隙間が空かないので喚起棟をお勧めします。
10年が経過した屋根に見られる特徴ですが、カビや塗装の剥げは危険信号です。
特に平成16年10月以前のスレートには石綿が含有されている可能性があります。塗装が剥げて劣化が進むと石綿が飛散するおそれがあるのでメンテナンスには注意が必要です。

カバー工法とは

カバー工法とはカバー工法とは、古くなった屋根の上に板金を葺く工法です。

メリット

  • 既存屋根材撤去、産廃が省かれるため低コストかつ環境にも優しいエコ工法。
  • 工事日程が短く板金の弱点である遮音、耐熱にも優れた工法です。
  • 工事中の雨に強い点も低コストの理由です。

デメリット

  • 屋根が重くなる(一概に屋根が重くなると悪いとは言えませんが)
  • 下地材の腐食をそのままにしてしまう

施工例

三郷小学校体育館屋根施工例こちらは瓦の形に加工した板金の屋根です。
こちらの安曇野市立三郷小学校三郷小学校体育館屋根は厚みのある板金の加工で、やりごたえのある仕事となりました。